ポエム

目次
ポエム (2019年3月2日~6月30日)
川柳・短歌~《哲学詩》 (2018年12月1日~2019年3月1日)
川柳・俳句・短歌・ほか (2018年8月27日~11月30日)
川柳・俳句・短歌・ほか (2018年6月20日〜8月26日)
付録



ポエム (2019年3月2日~6月30日)

(下にいくほど古い詩です)



日常の些末なことの重なりであっても連綿とした歴史の一片でもあり、それが特に意味のあるものではなくとも生きることはそれぞれにとってはそれぞれの歴史であり、それに触れることに一定の価値があって、それぞれにとっての意味ある生である

世にあるイジメなどには負けません ひとにはこころがあるのです

立ち位置の分からぬ相手の発言に惚けることが世渡りたるか

(私見)著作権法改正案について、憶測でしかないのだけれど、ダウンロードどころかスクリーンショットも規制するかもしれない上に、文化庁が規制賛成派が少数なのに多数にみえる工作をしていて強引で、権力がネットを通じ個人監視するために余計な情報を減らしたがっている可能性があると感じる。

苦手でも書けば上達するはずの誌歌を嬉しみ日々やり過ごす

求めるは見えぬ鎖を放つ鍵

為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり、やらなきゃ始まらんと鷹山もいいけり、それで限度は何処ですかと聞けば見えぬ誰かが困りてできることをやれとの返答ありても、我に何ができるか見極め緩けりゃ勉強か人によりては行動か、前者は定石も後者が博打じゃ当たった人だけのもの

現実のところ完全なコミュニケーションは成り立ち難く、齟齬と誤解が常に存在するが故にトラブルも起こり得て、その認識のズレは文脈理解と俯瞰および相対化により調整できるが容易でなく、日常ではあまり細かいことを気にしない方がいいかもしれない

信じるとは根拠を確認できることか情緒的な感情か、見果てぬ信頼なき時代に信じるものを見つけられたら

八年の待てど変わらぬ世の風も諸行無常の波に呑まれぬ
(震災8年。悲劇的なアイロニーを感じるなかで、復興と社会改善に期待と不安を込めて)

どれほどの不遇であれど何処かにはきっと微笑む巡り会わせ

ポエムとは過去に生じたこと謡い ときに未来の希望が覗く

寒空を吹き抜ける風に春を待つ

この国の空気の支配は文化だがどうもひとを幸せにせず
(空気を読む文化は日本に特有のものだが封建的で、決して仏教の「空」と同じではなく、むしろ逆の機能的弊害があり、民主的な社会では健全な発展に寄与しないため、それが持つ情緒性に客観的改善が望まれる)

誰しもが人生の主役であるから 命の尊厳 人権の保障を
(どんな理由があってもテロや殺人などしてはいけないものだ)

民主主義を担保する報道の自由
※報道の自由に関して日本は米「フリーダムハウス」2019年版で96点の12位だが、仏「国境なき記者団」2018年版は前年より5つ上がって67位(原発事故前の民主党鳩山政権の11位が最高で事故後も民主党政権中は22位)。朝日を読んでもまだ報道の自由度は低い実感。

瞑想で浮かぶ概念流しつつ静寂のなか我ひとりびと

知らぬ誰かの放逸を戒めども 憐れみ(慈悲)の情ありて 人は誰しも感情からの刹那の愉しみ追うことありとて 常人ならば葛藤ゆえに理性(超自我、善意志、倫理観、道徳心、神、仏)が我をふと呼びて自身にかへるものでありけり

憂鬱な時間がたとえ後悔になったとしても建設的な何かがあれば考える間もなき人生より果たして無駄といえるかどうか

巷間の笑いに溢れた空気での
刹那の愁いほど切なく哀しいものがあるのだろうか
罪無くあり地獄に堕ちることなどあってはならない豊かな社会で
世の不条理をどうすればいいだろう

音のない世界にあるのは静寂か光なき夜の思索の淵に
※雑音なき平和な世界における静かでこころ豊かな生活を求めてということであって、あるべきものがないことをいっているわけではないわけで、誰もが健康で文化的であることは憲法で保障されているのです。

何らかの進歩がないと報われぬ 新たな望みある世の中を

AIによる犯罪予想などできるはずないのは、ひとの心理の気まぐれ的な複雑さと個々の社会状況の予想不可能性からも明らかで、ディストピアSFではないが実質的に組織的に可能かもしれないのは犯罪誘導であろうから、犯罪予測などしないほうが安全だということもいえるのではないか(朝日朝刊を見て思う)

暖冬を物語るよな高き空 雪の少なき最後の平成

社会の不条理とは、誰にとっても当たり前のことが誰かにはないのが、その人のせいではない状況があるということ
※例えば日本の貧困率は富の再分配後もあまり改善されず16%で母子家庭に関しては50%。欧州の多くの国では教育は大学も含め無償で生活扶助もあるが日本の大学の学費は高く扶助は少ない。

父が死んだ幼少期、善人だがパチンコばかりの元気な母ちゃんに育てられ、競争を嫌い、宿題というものを知ることなく育ち、冷戦終結で社会の平等意識が失われゆくのを憂い、大学のない陸の孤島で下宿を含め年二百万の幻想から中高で未来を諦め苦悶、何とか得た国家資格も労組に行ったら体調不良。失われた二十年

短絡的にフィルターバブル(ネットで人を振り分ける仕組み)や学歴、年齢、性別、立場で分けられたんじゃ困るんです 我々はそれぞれそんなに単純じゃないのだから ※ちなみに教育無償化は無償医療や時短労働および団結権等と共に百年以上前から左派が主張してきたもので、今では民主主義の共有価値だ


何があろうと絶望してはならぬ 絶望はすべてを奪っていく だから希望だけは失ってはならん
※社民と生活が参院で希望の会という左派系会派を作っていて今は立憲と共。希望の会の翌年に右派系希望の党。僕は昔から中道左派で、そこには本当の希望がある、ただ、絶望対策は仏教思想が非常に効く。左派系はルソー及び仏革命に始まりマルクスが大成させているけれど、ルソーは条件付きで宗教を必要としており、かつてのフランクフルト学派は唯物論を精神分析で補っていて、更に精神分析を仏教思想で補ったのだから、心の空白を埋めるのに洋の東西の思想で相互補完は自然なことなのかもしれない。
※ 前述は政治における左派もしくはその語彙の由来からの流れであり、社会主義となると空想社会主義~マルクス~修正主義やフランクフルト学派という別の流れになる。※2 いま絶望している者には仏教思想が対策として有効で、絶望する人が出ない社会をつくるためには中道左派の政治が有効である


目と鼻に十幾年ぶりの涙あり 花粉症とは如何なるものか

偶然か世にも不思議な現象も信じ難いよな長期性

過去の誤解は過去のもの 今や未来で流れゆく日々

貧困が一部の人のものとなった時代に日本のような無関心が支配する特殊な社会では、社民主義やそれに類する人権意識の高い価値観が重視されなければ幸せな未来像は描き難いので、穏健な理想論を護り、イノベーションがもたらしたものがユートピアかディストピアかの検証と後者なら人権救済が必要だ

蝶が飛び羽ばたく風がカオス呼び星の裏では綿毛散る
※カオス理論に端を発する複雑系の世界のような不可解な現象のなかで、ものごとを正確に把握することが不可能であるが故に、誤解なくそれぞれが理解することが難しい情報化社会において、民主主義の合意形成を如何にすればいいのだろうか

民主主義とはいえ皆が複雑な政策を理解できるわけではないから、全員が自分の価値観を民主的に反映するため、メディアが偽りなく客観的に誰にでも分かりやすく政策を相対比して示す必要があり、その上で人権重視を前提に時間をかけて話し合い、意見が重なり合う処と重要な処について合意形成できれば

現代日本も四民平等にすべきじゃないか
(経営者、正規社員、非正規社員、外国人労働者、の四つの立場が本来は公正平等であるべきなのは、我々が皆同じ血の通った人間で、それぞれがそれぞれのところで必死に生きているのだから、少なくとも権利は同じであるべきであるから)

補)同時に平等に関しては、すべての人に適応されるべき概念で、基本的人権としての自由権および社会権を社会の構成員すべてのために尊重し、公共の福祉を重視する範囲での自由を保障するための文化的で健康的な生活をすべての人が享受し、自己表現が互恵と共生の世界で開花できる社会の目標としたい。



客観的にみて日本の未来はバランス感覚にあって、米中の狭間にある日本は欧州を参考に半島やASEANとの関係を重視し、英語圏やユーラシアなど世界と平和的に渡り合い共生したほうがいい、ただ、現状の安全保障環境を考慮すると民生や経済関係から今世紀のあり方の模索をしていくことになるのだろう

日本のおかれた境遇はかつてのフィンランドの如しものか、違いは力と金の時代から金と情報の時代の変化ゆえ闘いを経なくて済むことで、今後は情報と文化による共生の時代になれば幸福か 
(抽象的なはなしはともかくも、現実政治の各論に言及するつもりはないのです。)

冠のないことばにこそ宿る魂
※ことばと書いているけれど認識や概念のほうが適切かもしれない。認識をことばにするときに、ものごとの一面だけを切り取ってしまったり、ないものを付加したりする傾向が人にはあるが、ときには無心になって不要な意味付けや概念化を避ける時間も必要かもしれない。

暖冬が嘘かのような春の雪 白き景色は吉兆か否か

寛容な社会を目指す「令和」の世 日本も世界も平和に繁栄
(元号に関しては様々な意見があるだろうけれど、新しく何かをはじめるにあたっては誰でもいい結果を期待するものであり、なるべくポジティブに捉えたい。)

春雪の冷風受けても和やかや
(暖冬だったのに四月に入ってすぐに雪が降っている。新年号に「和」の文字が入った。それについて駄洒落を思いついてしまったのだけれど、東海地区の中道左派系の人間としては、和やか≒名古屋か≒野党が強い地域の時代になるように願いたい。)

なぞなぞ禅問答:
「令和」とは横の繋がりを重視すること
 その心は









答:
横一線の「一」がなければ「分和」となり分かれてしまう、縦の関係になる「|」がなければ「今和」となり平和に。
※令和はbeautiful harmonyと訳されるが、欧米では令をorder,auspiciousで紹介されたようで、後者は幸先がいいという意味だが、何故にauspiciousなのかは不明。auspiciousnessだと吉兆の意。
※元号が他の国ではもう使われておらずその上で、今回はシニフィアンとしてはクールでもシニフィエが強い文字があり議論が分かれるものの、それが示す先がやわらぎなごやかの字なので僕の懸念は懸念に過ぎないと考えたい。
鶯の声に逢わせた口笛に往信ありてホーホケキョ

下戸の呑む甘酒一杯至福のとき

湯気昇るヤカンの音色夢語る

人間は本来的に何でも共有したい本能があり故に独占することの罪悪感より皆でシェアする喜びを選ぶもので、同時にそれぞれの個性と人権を尊重するので互いに相手への一線を越えるようなことはしないもの、それらは理解や共感の仕組みからも歴史の反省からも本能的な平和志向からもいえることだろう

共感は人が協力して生きるために備わった能力だろうけれど、同時に未知のものから身を護るための機能が判断能力の不備から差別にも繋がることがあるようで、故に、もし自分が相手の立場だったらという視点をもって人道的な判断ができるようにする教育や世論形成が望ましい。欲望の時代の修正を。

永遠の鳳凰の飛ぶ未来にも命の詩は連なりつづく

原子と星のフラクラルも分子構造と銀河系のそれも細胞といきものも臓器と社会組織も人と都市もニューロンと法律もそしてむらと国家のそれすらも連綿と続く世界の普遍 それぞれが相互にかつ独立的に関係し変化しながら時が流れる

中国にINFに入ればとアメリカも一緒に誘ったら日欧の出番?
(一応、これでも57577に準じた短歌なのです。政治に直接関わるつもりはないし関係ないけれど、今朝の朝日を読んで、いろいろと疑問が浮かんだので。)


斑点のできたバナナで免疫力 健康意識が生きる基本
※いろいろあるけれど、生きていくには健康が第一です。

もしデマやフェイクニュースで混乱していることすらわからないような何が真実かも曖昧な状況がある場合、何を前提に判断すればいいのか、もし前提にしていたものが間違っていた場合はどのように改善・修正していけばいいのか、という状態で疑心暗鬼を避け普遍的な価値観に則って判断することは可能か

思考が明確な解に繋がる場合は考えることに意義があるが、思考の初期条件が曖昧模糊な場合は考えることに意味がないどころか根拠のない答えをだしかねないためにデマに繋がったりして思考が有害にすらなり得るので、思考する場合は根拠情報の信頼性と思考が有意なものかの確認が必要だ

未知の分野では先入観が多いと勘違いや誤解ばかりになりかねない。巷ではツーといえばカーだとか一を聞いて百を知るという言葉がときにもてはやされることがあるが、ある分野の権威など非常に詳しい場合を除いては、単に誤読につながるだけではないだろうか
(この気づきは学力向上にも貢献するはず)

何ものによるかで変わる色の世で未知との遭遇は不可視世界

ヤマガラが小躍りをするイチイ見上げ光の結晶に眩む春の日

三度目の春の積雪 気象異常 雪に落ちるは梅の花かな
※暖冬の春に雪が降り積もる。一部の桜がやっと咲いていて、遅咲きの梅も開花している。山桜や八重桜はまだ咲いてすらいない。この時期の積雪は南飛騨北部でも珍しい。平成の終わりのできごと。

相対化は本質を浮き上がらせるためのもので、その意味において相対性と本質性は決して矛盾せず、ましてや優劣を比較するためでは有り得ない

脳科学的には人間らしい感情とは大脳皮質が司る喜びと優しさであり、怒りと恐れは動物に共通する辺縁系の扁桃体にある、それなら我々はより人間的であろうとすべきであり、ネガティヴな扁桃体を鎮め、理性的な皮質を活性化するために、瞑想など心を落ち着ける場が必要で、日本社会にもゆとりがあれば

認知行動療法により歪みをなくすことは誰でもどんな価値観でも可能なことで、その結果として社会は良くなり公共の福祉は増進するだろう

霧の山遅れた春の憂鬱か悪戯烏の暇つぶしゆえ

漠然とした長き冬がようやく開けて苔むしたジンチョウゲにも花香りまた庭木を手入れする季節に生きることの実感を得る春

霞明け春の息吹を感じるは最初に芽吹いたマユミの枝先

台風で倒れた桜に花が咲く 命の強さただ頼もしく

失われたフランスのこころ(ノートルダム大聖堂)の悲しみを再建するに無私の貢献

水仙の強き黄色も革命か?イエローベストの続くフランス

冬に耐え春一斉に咲く薄紫 絨毯目指し芝桜は

にょきにょきと伸びたツクシに春をみる

北へ帰るシロハラは一瞥しては如何ですかと飛び去りた

幾重もの飛行機雲見て思うのは 現文明の行方は何処(いずこ)に

総てのものに意味があるといえば綺麗だが善意の前提が必須であり、意味なきものに何らかの意味を見いだす精神作用は人が知性を獲得した結果であったとしても、建設的かつ理想的もしくは現実性に基づくことなしには精神疾患であるから、意味のないものに過度に意味を付与するのは無用の行為である

むかし人々が頭のなかで憬れた天竺のごとき妄想竺があるならばそれがユートピアでなくて何であろう

誰にも盗ませはしない絵のこころ 失った人生をとりもどすため

山桜遅き開花も空碧く澄みた空気によき世を願いて

蒲公英の低い背丈と強い黄にその逞しさの由縁をみる

穏やかな春の木漏れ日揺れる葉のさらさらとした音にこころ和らぐ

平静な社会の裏におぞましき話があれど素知らぬ権力

遅咲きの桜を散らす雨の迂闊

紅と碧足早なのは急ぐ雉 何を探して里におりたか

不動明王レベルに価値は普遍でいいから自由平等博愛および人道主義や多文化主義を誰にも否定させはしない

飛騨の寒さ厳しさ懸念してノラネコにエサを置くのももう大丈夫か

ムスカリー(グレープヒヤシンス)のたわわな紫 笑顔咲く

漠然と幼き日々を思いだしタイヤに座りて咥えたシシャモ (夏の恋人に手を振って~私からさよならするよ~♪)

改憲の靴音先にあるものは泥にまみれた難破船

世に多き誤解、事実でないことでの判断、問題多きデマと短慮、それに伴う怒り、ネットに限らず社会にある数々の間違いと誤解を解決するには、情報公開と、分かりやすく信頼できる言論及び、それを伝える役割の人の誠実さ、ジャーナリズム、教育、生涯学習の重要性、認知行動療法の有効性など、だろうか

風に揺れ本家にまけじと庭桜
※いろいろと大変な状況を経験しているが庭に咲く春の花や山々の光景には癒される。詩は庭桜が、まだ咲き残っている桜の木に負けず劣らず美しいということの隠喩であって、僕は勝ち負けなど競争を極度に嫌うのでその表現で誤解されないか心配しながらことばを用いている。

右から石が飛んできて左に落ちた、そのとき左に人がいた、それを確認した「私」は誰が「私」に石を投げたと考えるだろう? これはある種の比喩であり、必要なのは透明化?

ハナモモの美碧き木々背に紅一点 孤高を誇る遥か山桜にも優りて

アオサギの迷うことなき飛ぶ勇姿 飛騨の渓谷遥か彼方に

平成の最後の日にある桜達 八重桜山桜芝桜庭桜
※四月前半の積雪で開花が遅れ残っている桜が多い。しかし、食卓の窓から見える庭の八重桜は葛の蔓に巻かれて枯れてしまった。幹の下の二本の枝は葉をつけていて、そこから上は切り落としたものの木は生きており、新時代に向けて準備しているかのよう。



昭和でない五輪控えた新時代 人は過去から学べるいきもの

華々へベニシジミたち舞い飛びて命の息吹讃え謳歌す
※ベニシジミはオレンジと灰色に斑点の羽をもつシジミのように小さな蝶々。

オウバイの咲き乱れる美しさ夏の夜に咲く花火の如し

世間にあるネガティブをそうではない表現にして誰かの気づきにつなげることが解決を促すかもしれない
金融取引税で社会問題は即座に解決できるのに
※金融緩和で金融市場は使い切れない資金が降るので、金融取引等にわずかばかりの課税をしても、元がばらまき資金だけに負担感はないはずで、それで公の借金から社会保障費、公的扶助、医療福祉、公的教育予算まで簡単に賄えるのに、何かがおかしい。

(先進国としては実質税負担率が低いなど)中間層に優しい日本国だが、低所得層とりわけ母子家庭や単身女子、非正規労働者など社会的弱者には(低賃金労働を強いられ公的扶助が弱く貧困率が高い)ある種の地獄に近いケースもある不条理の現実を改善してはじめて日本がいい国といえるのではないか?

人は大脳を発展させた学習能力により状況に対して柔軟に対応できる環境次第のいきものであるから、大脳が成長する幼年期から少年期の環境の影響が大きく、同時に老年期まで成長し続ける存在でもあるがゆえに、すべての人に公平な学習機会が用意されるべきだろう

日本の歴史にもある救済を教育現場は教えているのか
※行基や叡尊、忍性など、日本史にも弱者救済をした賢者が存在する。

迫害の存在を隠す権力の撹乱が政治の本質

公平な教育とは、環境が違えど全国「一律テスト」なのか、「同じ教育環境かつ同じ前提」の学校ごとに生徒を評価し希望をふまえ進路を割り振ることか、生徒がAIを使い「各々のペース」で学び教師はモティベート兼カウンセリングに徹して適性に合う進路選択の支援をすることか、教育の未来と幸せの行方

リラの花 病虫害にも負けずやっと咲いた 幸先いいか元年の春

複数の文化や価値が存在する社会での共有とその不十分さという問題及びそういった時代においての共有可能な言語表現の重要性については十分に検討されたものが使われているかの検証が時代的に求められていると強く感じるが同時に簡素であるべきであって洗練された使い分けが必要だろう

決めつけより考える姿勢が共感呼ぶ

桃色の糸があふれて咲き乱れ紫(葉)覆うトキワマンサク

迫害を即座にやめよ何ものか

何故家にアカジムグリと格闘する猫を離して希少種逃がす
(ジムグリは蛇の一種だが赤いものは珍しいらしい。)

白鷺の優雅な飛翔を仰ぎ見て 湯島の秘湯は見れたかと問う
※下呂温泉は、家康から四代の将軍に仕えた儒学者林羅山により、草津、有馬とともに飛騨の湯島という地名で天下の三名泉と讃えられているが、むかし山頂にあった温泉が麓に涌き出したときに、白鷺が薬師如来と現れ知らせた伝説がある。

悠久のときを紡ぎた様式美 庭木に止まりて蒼きイトトンボ

一般意志は全体意志でも特殊意志でもなく、市民の総意から理想論に近いものを抽出した概念だろうが、一般意志を形成する過程で零れ落ちたものがあるから全体意志とは異なるわけで、何が零れたかの確認作業が必要ではないか

一般意志の形成過程で零れるものには一定のルールをつくったらどうだろう? 例えば零れても問題ないものとしての差別的観念、人権侵害に繋がりかねないもの、排他的な概念等、民主主義と公共の福祉にリスクとなり得るものに関しては、それへの禁止で対応することは常識的だが、整理しやすい手法だ

社会の矛盾を抽出することが、民主主義を社民主義的に機能させる術であり、人権を守りながら不条理を是正すれば、社会の不満と欠乏が解決していき、結果として全員が幸福になっていくに違いないと信じて疑わないことは、イデオロギー問題による分断とは別のものである

清々しいフランス菊のなびく絵はポカポカとしたのどかな日なた
(マーガレットに似て異なる除虫菊が生えていたところに、いまはフランス菊がたくさん生えている。)

ものごとには理解可能なものと不可能なもの、考えれば結論がでるものでないものがあるが、理解不能なものや考えても結論がでないものに関しては、重要と感じるものだけは保留して、それ以外は気にしない方がいい、もしそれに重要なものがあればどこかで再度出会って何らかの知見が得られるかもしれない

世の不条理とフェイクニュースのデマや誤解がもし一見したときに矛盾なく解釈できてしまった場合、誰が間違いを指摘し訂正できるだろう、世間にある事実と認識されるものにそういった誤解があったらどうするだろう、真実とは多面的現実を客観的総合的に照らしてはじめて現れだす断言できないものなのに

生命の謳歌な風の音に推され歩みゆくとき天は夢呼ぶ

一睡もできない朝に飛来したカモフラの謎の低空飛行
※不可解な見えない嫌がらせと妨害で眠れぬ一夜に続いた謎の現象。ここは自衛隊機が飛ぶ道ではないはずだ。

頭は鮮明で複雑な物事も理解できるし、切っ掛けになる情報があればいろいろと思い出せるのに、頭が真っ白で何も考えることができない状態が度々あることに困惑しつつ、おかしな状況が長続きしないことを望み、一時的な抑鬱から抜けて普通の日常が戻るのを待つ日々。大丈夫

咲いた牡丹を眺めつつ何時植えたかを悩み喜ぶ
※何年も前に植えたのに全く大きくならず放置しておいた牡丹のところに、のちにギボウシを株分けして植えておいたら、大きくなったギボウシの大葉の間から牡丹が伸びて咲いていた。

緑濃き山あいの地に届くのは何者かによる不思議な調べ

水流れ川になりては廻りゆく命の営み忘れることなく

社会問題を解決するために労働や環境などのグループがあるが、新時代においても社会的弱者への救済および少数派と多数派の共存、多様性の容認が必要で、共有できるのは福祉社会や公共性という概念だろう、構造変化と時代推移に柔軟に対応するために、社会の融和および人権を護る受容の精神が求められる

雲一つなき蒼穹の澄んだ空気に昇る想い

セキレイの舞う姿見て和む日々
※短歌ではなく俳句になった。俳句に必須の季語だけれど、セキレイは秋の季語らしいので逡巡したが、21世紀にそこまでこだわる必要もないように思う。

フェイクニュースなどネットに限ったこととはいえないが、根拠のない情報に触れることがときがある、そういったものは噂と同様であって、信頼に値する根拠なしには信じてはいけない

ETV特集無けりゃ存在意義そのものが消失するNHK再編
「制作局の再編を巡っては、戦争や憲法、社会的弱者などに関する番組を作ってきた文化・福祉番組部が分割されることから「NHKの良心と言える番組を作る拠点が解体される」と懸念の声が上がっていた。(毎日新聞)」

安倍政権になってメディアがどんどんダメになってしまっているが、世界が右傾化している潮流から、今後に新政権が誕生してもメディアが正常化するかという懸念を感じつつも、市民の真実を知りたいという根源的欲求と理念を希求する姿勢は変わらないだろうから、将来の進歩を楽観視したい。

もし格差社会の波の犠牲になったとしても彼らに問題があったとは限らず、多くは不運によるものでその不運の際に何らかの不手際があったにしてもそれが必然的なものではあり得ず、故に全ての落伍者や社会的弱者は救済の対象であるべきで、そうでなければ誰もが安心して生活できる社会とはいえないだろう

蜂掠めくびを縮めて忍ぶとき脈上がらずまた歳得たbirthday

ただ生きるということだけに特別な社会的条件などがあり得るはずがない、憲法にだって生存権という保障があるのだから

ハナ蜂に紛れて蜜吸うアシナガ蜂 何を想って真似をするのか
※コマルハナバチが満開のツツジと戯れるなかに、コアシナガバチが混ざっていて何故かツツジの花なかに入り込もうとしており、まるでハナバチと同様に蜜を求めているかのようだった。蜂の巣があるかもしれないので注意しなきゃ。

幸福とはむやみやたらに追求するよりもただ感じるというスタンスの方が長期的には幸福な状態に自分を置けるものではないか

味噌汁をつくりて想う祖母の味 二度と得られぬ自家製の味噌


機会平等も結果の平等もイノベーションのための競争も社会の維持発展に必要であるなら、社会的市場経済においてイノベーションに挑戦する際のリスク行動におけるハードルを低くすべきで、もしそれを前提とするならベーシックインカムは重要な選択肢の一つになる。失敗を恐れる必要がなくなるからだ。実はものを作っているのは人口の一割超だから(2017年の労働力人口6720万人(うち完全失業者190万人/2012年6280万人)と人口の半分程で、そのうち一・二次産業の割合が3割程度)、新時代はサービス産業も効率化すれば労働は最少となり、人生を充実した目的のために費やせるようになる。そもそもベーシックインカムは、日本国憲法25条の生存権を満たすためにも、21世紀の経済社会の構造変化に対応するためにも望ましい仕組みであり、金融緩和が正当化されている時代にはわずかの金融課税により容易に財源が捻出可能で、それにより実態経済の維持もできるようになる第三の道である。
※第三の道とは僕の場合は、かつて英労働党が選択したニューレイバーとは異なり、二つの異なるあり方のうちで理念的観点と現実可能性を総合的に判断しより好ましいものを矛盾しないように組み合わせることであり、もしその過程で特に人権上問題が生じるものがこぼれ落ちるような場合は救済措置を伴う手法。
※僕の意見の場合は、年金や生活保護など社会保障や公的扶助の支給額がベーシックインカムを上回る場合は重複部分はともかく支給水準を保障する必要があり、教育・医療・福祉は無償を目指し維持発展させる。


棘あれど白き野ばらの凛とした清々しさにこころあらわれ

多様性の時代を安定化させるコミュニケーションの重要性と認知行動療法による健全な人格形成を前提とした社会的対応により流動性を調整し続けることが可能になる

警察による通信傍受に懸念するのは、例えば三者の名前も属性もわからずそれぞれが声のトーンを変化させて喋ること及び音が明瞭ではない場合を考慮し、三者のその時々の声の音程の高さだけが記述されている鼎談の記述を読んだとして、どの発言が同一者によるものかリアルタイム判別できるのかということ

迫害は体感幻覚心気症これじゃ事実は闇の奥底

人はなぜにイジメをするのだろうか?示威行為?ストレス?理由は分からないがイジメは加害者の問題であって完全に無くすことは簡単ではないがしてはならないものであるからその予防のために学校であれば教室を透明化するような措置が望ましくそれは社会の不正を減らす対策とも共通することではないか

壁登るコクワガタにも彼の生 広い大地に生きる偶然

木蓮の葉で寝る蛙羨んで布団で熟睡する由もがな
※映画「マグノリア」(モクレンの英語名)の旧約聖書に因んだ変なラストシーンを思い出したが、このカエルは人が見ていることにも気付かずベッドにしては大きめの葉の上で揺れながらすやすやと眠っていた。

相対比較はものごとを把握する場合に分かりやすいが、それがどの属性内にあるかを理解していなければ認識を誤るだろうから、状況と属性を事前に捉えておくべきで、普遍性ある絶対価値観で人はものを把握することはできないために相対理解をする過程では必須の対応であろう

価値観は環境と志向により形成されるものだが、その価値観をつくった環境が格差社会のいびつな歪みの反映であるなら、格差が小さく矛盾の少ない公平なものにしていく努力を、社会の構成員が民主主義を機能させて構築していかなければいけない

現実は自らの外に存在するがそれを認識するのは脳でありしかし脳内に現実があるかといえばそれが錯覚や妄想でないという確証は存在せず各々の認知の歪みが相応に反映されて現実認識がなされており故に常に現実とのフィードバックによる相互作用なしに現実をそれなりに正しく認識することは不可能である

航空ショーの如きツバメの滑空を娯楽と思いとき過ごす梅雨
※燕が何羽も低空飛行しているが、虫が低いところにいるからで、こういうときは空の雲行きが気になるが、やはり天気予報は曇りのち雨。

赤松の無数に生えた休耕地被さり覆う葛悩ましき

妥当性の檻のなかで思考し模索して人権など普遍的価値観を抱きながらも理性的に真実の内にある不条理を追及したところにみえたものを第三の道を見いだす手法で出した答えにさらに検証を重ねつつあるべき姿を求め続ける行為が政治的かつ社会的あり方と思われる

往々にしてうまくいかないことは多々あれどそれがどうしても必要なことであるなら続けなければいけないし、もしそれがそれほど重要でないのであればその意味を問い直して優先順位付けを考え直すべきだろう

咲き乱る花魁草の濃い赤は我に縁なき浮き世の儚さ

創造性とは極稀にある0から何かを生み出す場合を除けば異質のものを新たな発想で組み合わせるようなことをいうが、後者でも分析的な思考とは異なる柔軟で拡散的かつ実験的な発想を寛容な姿勢で受け入れ好奇心を生かしイメージからのひらめきとそれを現実化する論理性および総合性を伴う持続性を要する

葛の根を掘りだし葛粉作るとき風邪薬の素流す躊躇い

葛の蔓駆除した後に掘った根は澱粉少なく風邪薬かな
※叔父が葛の伐採等をしてくれたのだけれど、大きな根を発見。葛粉を作るには秋から冬にかけて太った根を掘り出す必要があり、この時期は生薬の葛根を作るにいいだけとは調べていたものの、実際に試してその通りであることを確認しただけだった。

世に多々あるデマ撹乱は真実を隠すためのものなのだろうが、それでは何が真実で何故にそれを隠したり撹乱するのだろうか、その撹乱が後出しジャンケンの如くなされていた場合、撹乱の存在に気付いているならとるべき対応は無視だが、自分が撹乱されたなら最低限の事実を伝える努力が必要かもしれない

前日の集中豪雨も魔術にてズレて災害なきこと安堵す
※魔術はジョークです。昨日はここに向けたかのような豪雨が続いていた。昨年の同じ時期に西日本豪雨の前触れかのような災害があったが、今年は大丈夫だったようだ。

曇天の憂鬱さをも吹き飛ばす楽観を生む瞑想の勧め

夜霧過ぎ闇の濁流響くのは人寄せつけぬ恐怖の歌か
※警報等が解除され何事もなくホッとしている。



健康には十二分に配慮して生活しており、どんな苦境も乗り切って生きていきます。

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 川柳・短歌~《哲学詩》 (2018年12月1日~2019年3月1日)

(下にいくほど古い詩です)



ストーブの前で屈みてもの思い

この国の裏にありきディストピア移民労働ブラック企業

ゴルビーと共に宣言脱冷戦  ※ジョージ・H・W・ブッシュ元米大統領が永眠。

蓬莱やジパングのルーツ日本国ディストピアよりユートピアの命

温暖化?季節外れの秋出水 雷鳴と共に冬の土砂降り

干し柿の甘さ消し去る世知がらさ

髪切りて撥ねが無くなり時間生む

牛鶏を飼うた隣家もいまはソーラー

落葉揺れふわり雪虫ひらひらと

(金融)超緩和景気の人手不足ゆえ移民で未来に安定と不安

初雪にブルブル震えカイロ貼る

不条理の苦しみありて遠き理解 認識するはいのちの尊さ

待望の宮峠 tunnel(トンネル)貫通で冬の峠も春の如しや  ※2020年度開通予定の報道から

天を駆け夢追う星の零れる夜 ※ふたご座流星群
認識を如何に歪めど同じ事実 ポジティブにして未来指向へ

エメラルドに輝けたのはひとの愛ゆえ 2018年12月16日(日)
※南の島で哀しい不条理が進行中。美しい岩礁はジュゴンが住む最北端なのに。

幽玄の微かな冠雪霧に浮く

失いた未来を得るに 時薬(ときぐすり)

山あいに汽車音だけの静寂さ

山ありても夕日川下ゆえ陰遠く朝日を指して希望見いだす

理念伝統意見の相違は多々あれど国際孤立避ける対応を

戦前の国連脱退の過ちを反省したから平和と繁栄

文明は衝突でなく融和する

共通善とはイノセントなプレスクール 共有可能な普遍的価値
※普遍的な共通善は相対主義における道徳観を超越した、地域文化から十分な影響を受けにくい幼児期の共同生活で身につけるルールに純化したものではないか。例えば世界中で共通する、奪ってはいけない、叩いてはいけない 等。

イリュージョン遠く夢見る渡りびと 遥か向こうは innocent world だろか

社会とは脳が捉えた共同幻想

認識を共有化して生まれるは記号化された言語構造

  いつか人の流れに 押し流されて
  空に飛び立つ 可愛そうな鯨
   ※みなみらんぼうさんの「空とぶ鯨の話」の歌詞。国際捕鯨委員会脱退を懸念して。

人間は遺伝子の船に過ぎざれど環境により変わり得るもの

青天の陽光白き雪化粧

脳により再構成された現実はバイアスなのか個性となるか

記号化で単純化された現実をありのまま見て病むか悟るか
※ラカンによると、人生に躓いたときに幼児期の万能感を求めて本当の現実をみてしまったことにより人は病むとのこと。しかし、本質を見たときに人がそれに耐え切れずに妄想の世界に陥ることもあるかもしれないけれど、うまくそれらを現実的に昇華できれば問題は生じにくいのだろう。

雪が舞う桜散るよに世も移行

認識の歪みを皆が正したら民主主義でもユートピアになる

全員が利他をしたならユートピア
※必ずしも皆が利他をしなければユートピアにならないというわけではないが皆が利他的であれば現実はユートピアと化す。古今東西の普遍概念。他力本願、華厳、一般意志、コミュニケーション的行為、重なり合う合意、無知のベールなど。

ひととひと承認が生む信頼が現実世界を幸せにする

共感が生む個性の尊重と人権思想による救済

多面的現実がなす意味の場で翻弄されるひとの運命
※共感にも好ましいものとそうではないものがあり、それらも個性のひとつであって多様性も尊重されるのだろうが、その際に好ましからざる共感に翻弄される人と社会の問題があれば、人権的観点からの対応と弱者救済がなされるべきだ。

共感とミラーニューロンでことば得る

共有化された言葉にズレの構造

同一性喪失の危機が時代の奔流

違い超え相互理解が文化生む

吹雪く空唸る大気に響くのは光なき日の刹那の愁い

批判とは疑心暗鬼と異なるもの 世の矛盾をば照らす鏡や

承認が自尊心生み歩みあり

人間は共感により理解する

哀しい知らせもおのれの無為に茫然自失

信頼は疑心を消して長年の絡んだ糸を解きほぐしゆく




苦手克服は個人的意義はあれど
  社会としては低生産性の不効率

得意なことをそれぞれが役割分担できれば理想

少なくとも苦手はできるだけしないほうがいいし
  苦手を習熟するほどには人生は十分に長くない

ただし日本に関しては、そういう社会ではないのかも

無駄な努力は決して美徳でなく
  意義ある努力が報われた方がいいし
   それが楽しいならより望ましいだろう


かつて生きるとはそれを生産することだった
 近代以降の産業化によりそこから離れることを疎外というが
 21世紀になったいま生きるという人類のあり方はすでに豹変している
  この時代に人間性を取り戻すとは何を意味することなのだろうか

社会の仕組みは見えない相互扶助の構造による
 それを認証し感謝することからはじまるが
  感謝できるはずない構図があるから疎外を感じ
   社会は進歩の余地があることを知る

現代のアイデンティティーは多様なひとのあり方の尊重だけなのか
 大きな物語(ユートピア)はすでに終わっているのか
 なんであれディストピアにしてはいけない
 シェアと共存そして幸せと希望がすべてのひとにある社会を目指し




※ことばとはコミュニケーションに必須のツールだが、もしことばだけの世界があったなら、嘘つきがいるだけで真実は闇のなかに葬られてしまうだろう。
何が事実かをことばだけで知ることが必ずしもできないのは残念だが、故に事実の確認は大切な作業である。
(昨今問題視されているフェイクニュースの類いには注意すべきだろう。)


合理的ではない世界だからこそ理性で社会を改善すべき

混沌の時代だ、ときにひとはネガティブにすら共感するようだが、共感を重視するとき人権と倫理の前提は決して外してはならぬもの

共感と信頼による洞察が(予測可能性を育み)複雑性を縮減させる

舞う雪で霞む向こうに見えるのはたどたどしいよな希望の光

押し付けではない啓蒙は認知行動療法的手法によっての歪みなき澄んだこころで理想を追求

くらきをひらく啓蒙を反省した時代は過ぎ去れど理性と利己性の峻別の必要性は普遍のものかな

裕福な層は長年の減税策と金融緩和で二千兆円の民間貯蓄。なのに国の千兆円の借金を、無貯蓄に近い低所得世帯に負担が重い税制(この場合は消費税)で対策をしてはいけないのは当然のはずだ。
(数字は抽象的に用いているが概ねいまの日本の傾向を正しく反映している。)

啓蒙の懸念はポピュリズムにあり批判理論と理想主義の前提必須
(初期の批判理論だと啓蒙すら批判するが、21世紀になり啓蒙などの大きな物語の終焉としてのポストモダンも終わりつつある。新時代には新たな理想主義があってもいいのではないか。)

批判とは社会の矛盾を見つけるが目的、矛盾解消の相互補完的(ホーリズム的)救済の継続が対応策となる

21世紀のユートピアとは人間的なるものを超克し自然とともにあるためのイノベーティブなあり方模索

人間は合理的ではないからこそ知恵と理性で新たな啓蒙

理想主義はユートピアをリベラリズムで補うもので主体の尊重及び承認と救済が両立する

ポピュリズムでない啓蒙は、独立したジャーナリズムを前提とした民主主義のチェックが必須で、それが支配の道具と化さないための立憲主義により担保される

理性の持つ道具的支配性への警戒と理念的理想主義のあり方を皆が識別できる環境が民主主義には必須のもの

組織という組織をすべて民主化し同時に透明化を進めれば理想の地平は拓かれる

ものごとが何で構築されているか、それが皆に望ましいか、誰かが損失を被っていないか、という検証が社会を発展させるきっかけとなる

様々な意見があるが民主主義による解決は不十分でも無いよりましと知るべきだ

意見の違いには、ひたむきな話し合いと弁証法の繰り返しで望ましい相克が得られるはずだが、その過程で零れ落ちたものへの最大限の配慮が必要だ

自由権と社会権を担保する公共の福祉は必須のもの

生存権はすべてのひとに存在するし健康権もそれに準ずる

社会は民主主義でも平等にできるさ、そのために理念や教育が存在する

誰しもが得られるはずの教育を受ける権利と生涯学習

歴史的に大衆か市民によるかの民主主義、その質はメディアと教育に依存

民主主義を裏打ちする法の統治と透明性

透明性(知る権利)とプライバシー権により守られるべきは無辜の個人で権力ではあり得ない

民主主義はすべての成人の秘密投票による普通直接選挙が必須であり、民意に即した結果が正しく反映される比例選挙制が望ましい
(できれば選挙区割の調整が不要で死票の無い全国区比例で国の代表を選ぶ方が公平だろう)

結社の自由と団体交渉権は民主主義の重要な補完要素であり、抵抗権(デモをする権利)も必要だ

資本主義の歪みを再分配で是正する社会的市場経済(欧州や日本の経済体制)

労働分配率が十分以上に高く、かつ、社会の所得格差が小さいことが、経済の健全性を担保する

民主主義を担保する金権政治への規制

理念と社会経済のバランス感覚が政治の鍵を握っている

理念と現実の間で弁証法を続けると同時に、零れたものを拾うことの重要性

多様性と個性の尊重は人権の平等とりわけ生存権とも矛盾することはない

すべてのひとに公平な機会がいつでもある社会と生活保障および救済の必要性

生存権と健康権を保障する社会環境の完全なる整備が公のしごとである

医療と教育および福祉は絶対的な公平性を保障すべきものゆえに無償であるべきだ

強欲の資本主義は過去のものにすべきで、現代の疎外感を克服するには、牧歌的なユートピアに戻すことができない高度化された社会において、その便利さを享受しつつ自然な存在としての共生の社会を実現するため、欲を滅する処にある心の安定を総ての人が目指すことが、結果としての利他的解決に繋がる

本質主義と相対主義の相克がものごとを照らす術であろう

国や公は分配を調整する装置であって、決して支配のための暴力装置であってはならない、本来、民主主義であるならなおさらで、できることならすべての組織および団体を民主化および透明化できれば理想的

著しいイノベーションのある時代には、それに応じた高い生産性に基づく短時間労働を全勤労者に保障して、ベーシックインカムを導入することが可能になり、同時に健全に生きるための知恵を得れば、人の生来的な繋がりを求める性質が顕在化し、それにより人々は自身と社会のための共生の存在となる

誰であれ総てのものに真理および真理としての神も仏も宿るというのは古きよき理想主義のひとつだが、現在の事実としてはそれが自然法則であるということだろうけれど、人間に関しては穏やかで静かなこころの下では実際にそのことが理想のものとして現出されることがあり、総ての人に人権があるといえる

主体性と客観性という相反するものが同時に認識され共存するのが現実であり、そのバランスを保つことで営みは維持される
(弁証法も大切だが一般的には認知行動療法が、民主主義においては様々な問題解決に繋がる予感。イデオロギー色がない自己改善手法なので公教育にも採用しやすい。)

分かち合いの時代の到来が社会にもたらす新たな進歩

時代は21世紀、生涯学習が普及し一般化したなら、学問で社会とこころが豊かかな

本質とは恒常的な本質が無いこと、すべては進歩し続ける

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川柳・俳句・短歌・ほか (2018年8月27日~11月30日)

(下にいくほど古い詩です)



365日の紙飛行機いずこ行く
 ※365日の紙飛行機 AKB48
  ずっと見てる夢は 私がもう一人いて
  やりたいこと 好きなように 自由にできる夢
  人生は紙飛行機 願い乗せて飛んで行くよ

ゴーン・ハズ・ゴーン...恥ずかしい 駄洒落です
(Ghosn has gone...has cashier...joke)
cashier=出納係,免職する
cash in=現金化する,悪用して利益を得る,手を引く

マクロンが欲張りすぎてゴーン寝る

渡来ひとことばの壁をのり越えるトライの叶う社会になれば

リーダーの意見は違うと揉めるから合意形成のシステム探る

冬用のスリッパ洗いて安堵する

落葉を悲しむ如く烏啼く

民主主義が世を救うには認知療法

ユートピアなきゃ先にある魑魅魍魎 避けねばならぬカオスの世界

葉が落ちた柿色の山里守り神の祠もそっと佇む

譜面なき人の営為の生むメロディー自然は如何に奏でるだろう

みちびきが見通す社会の新秩序 官の透明化 個の保護望む

秋寒でコタツ入りて憂鬱な気持ちを抱え途方に暮れる

憂いなき落葉の風が上着出す

積ん読を減らす時間は多々あれど 読書の秋を楽しみたいのに

食体眠 最大配慮 コツコツと 長生きしたい健康オタク

ムーミンは海賊と無縁 平和の地 力の均衡 奇跡の谷
※ムーミンは北欧の妖精。日本なら地蔵菩薩か。彼の地はEUとソ連の狭間の均衡点だったことから民主主義と平等が共に発展した歴史的経緯がある。日本にかつて倭寇があり米国と中国の狭間という共通点から、乗り切れば日本で奇跡が起こるかもしれない。

海の果て理想世界の実在を夢見たくとも時代の潮流

現実の波を泳ぎて天に召す (著名人の訃報から)

軽鬱で好きでも見れぬ週末は蹴球二日のテレビなき日々

オレンジの山頂越えてヘリが飛び 赤葉を観ようとプロペラ機影

秋空に風吹かずしてススキ揺れ

ねじれては「半分、青い。」彼の地でも
※米中間選挙、上院が共和(赤)、下院が民主(青)の分断議会。

煌々と赤き葉の波蠢けど 今年の秋も無事に過ぎゆく

曇天の霧の紅葉山の情

助け合い集合で捉え犠牲ない持ちつ持たれる社会システム
※集合で捉えるとは、完全に回避できるとは限らない社会的リスクを自己責任にすることなく、皆で分散することによりリスクの低減化を図ること。構成員には自律した思考を普遍的観点から共感的な視点も重視することが求められる。

歪みとる認知(行動)療法世を救う

自己責任とフェイクニュースの右翼たち 左派は優しく知的なのに

イジメなど無い方がいい差別生む競争よりも愛と平和を

人間は安定求め社会築く 不毛の争いは道ならぬ

不条理を無くす機会の平等と人権守る弱者の支援

公の透明性が確保する民主主義には必須の信頼

対立から得られるものなど何も無い 粘り強い合意探し

現代の宗教でもある民主主義これを守るが昨今の課題

如何にして意思疎通から公共の合意における人権得るか

 夢のなか 自由を求め 雲を追い 一般意志が見える地平に

経済は皆の幸せのためのもの
※成熟した国における経済は決して成長率や物価上昇を競うものではなく、本来は市場における分配を促して、多くの人の幸福に貢献するためにある。格差は最小限にすべきだし、それでも生じる弱者には公共の救済が必要で、国や社会の福祉機能がそれにあたる。

理想主義古今東西幾多あり技術的には可能な時代

夢希望全ての人が持てる世にできるはずだが何故しないのか

AIに教え込むべき共通善 命の尊厳 人権思想

AIを恐れて失くす時短労働 懸念を解くには高度な規制
※AIに関しては新時代に一般化が避けられないと考えられている技術だが、便利な反面で新技術につきものの兵器利用の懸念が言われている。故に技術的に何処まで可能か検証しつつ、 AIが人権問題をおこさないための規制が早期に望まれる。

時短労働余暇が生まれて消費拡大新たな社会で少子化克服

生産性向上は企業のためならず労働者のため雇用守りて時短労働

功利主義格差広がる論理矛盾 必要なのは生活保障

いまの世に夢があるのはリッチばかりマイトレーヤ(救世主)は何処にいるのか

ひとつの時代が終わるとき蒔かれた種はやがて芽吹きいつしか空に知らせが響く (181011 22:30/弔意)

コタツにて猫とまるまり暖をとる山が色づきはじめたばかり

我が家では連日開催コンサート人形たちがオモチャのチャチャチャ (10月15日は人形の日)

人は想うススキにすぎざれば風が吹き今日もそこらで揺れている

対極の利点の融合 総合知 人権重視し工夫を重ね

バランスは敵か味方かじゃ悪くなる 政治とは違う第三の道

いま未来地面の上で生きる日々

プライバシー守れど漏れる情報に逆行療法で透明化は!?

不可視下で起きる問題回避する情報開示横の繋がり

裏監視スノーデンからの情報で未来の世にて生きる術模索

AIは制御可能か?未来の世

AIの規制はSFではないさ人権分かるか深層学習

AI医療?信じていいの?診断が先にありきの精神疾患は

資本主義 不適合者は如何なるか 収容所じゃない精神病院

最善の医療行為は如何なるか 本質からの議論があれば
(医学分野でノーベル賞の受賞があったが、免疫でがんを治療することは最善であるのは当然にしても、それですら自己免疫疾患様の副作用もあり、多くの情報開示と検証が望まれるのは同様だ。)

虫が鳴き述べるショートストーリー6つのCが時代を変える
(好奇心(Curiosity)、勇気(Courage)、挑戦(Challenge)、確信(Confidence)、集中(Concentration)、継続(Continuation)とのこと。 偉大な賞にはCongratulations。 )


2018年08月26日~10月01日(下にいくほど古い詩です。)

よなたまの海をまもりた台風一過
(補足:「よなたま」とは宮古島で人魚・ジュゴンのこと。台風のあとに一時的に辺野古の港が使えなくなり資材の搬出ができなくなっている。)

朝霧の雫ひろいて虫が鳴く台風接近知らぬが如く

懸念する司法取引冤罪懸念 嘘を見破り人権守れ

便利だが個人情報ダダ漏れか権力だけがお見通しの疑

防犯のためのカメラとAI管理 ネットと監視がリアルな現代

デジタルな情報化時代だからこそ求められるは信頼と保障

生産性上げればできる時短労働 ワークシェアして幸せ社会

日本の根本にある問題は 長時間労働 低生産性

AIとロボ 少ない労力 多生産 皆で分けるだけではダメなの?

この国の現実にあるは不条理か公正平等のための進歩

哲学の世界にもきた新世紀 理念と理想は現実に耐え

現実と理念をつなぐバランスに求められるは思想と哲学

誰しもが命の謳歌享受する人権のための民主主義かな

人権と公正さには左右なし 全ての人に命の保障を

最近の不気味なカラス何故啼くか 不吉なことが続いた数日

逆風の時代であるから耐え忍び しなやかな道探し求める

命とは何より尊いものだけに その荘厳を祈り慈しむ

日本の現実にある不条理を 民主主義にて改善しよう

革新は本来平等志向のはず しかし平和を守るが一杯

公平な比例選挙に近いのは併用制か連用制なり

比例選挙 並立制に比べれば 正確に民意を反映する

権力は裏でイジメと抑圧を精神疾患に見せている

不条理よ この世の中に本当にこんなにひどいことがあるのか

少数派も尊重する政治には 比例選挙と連立与党

避難所は後進国か日本は 人権保障は不問ではない

モノとひと繋がる時代人権はビッグデータとAI次第大丈夫?

電脳の宴のような人間模様 如何に抜け出し安住を得るか

格差ゆえ競争社会の行き詰まり 新たな価値は濃い霧のなか

倒れたは葛に巻かれた桜の木 台風一過の不思議な隠喩

知らぬ間に閉じた空間不可視管理
補)「知らぬ間に閉じた空間不可視管理」は「フィルターバブル」というネットで情報が選択的に表示される仕組みを意味する川柳。

木が倒れ瓦が飛んだ台風一過 屋根に登りて孤軍奮闘
(昨日の台風21号で母屋と2つの小屋の屋根瓦が飛んでいて、たまたまスペアの瓦があったから良かったけれど、屋根の上で復旧に苦労した。台風や災害への対策と被災者救済は重要な公の課題だ。)

突風と混濁の渦秋出水 対岸に見る土砂崩れたち
(暦の上では秋。先日に東北、北陸で洪水が発生したばかりなのに、昨日は25年ぶりという大型の台風21号が通過。ここも複数の土砂崩れが発生している。関空は一時水没したらしい。被災地の復旧は必須。温暖化の時代の災害対策はどうあればいいのか。)

幻が明日を流して道つくる

その刹那ときが零れて我佇む

静寂の大気におちるある波紋

悠久の空の彼方に命の詩

IoT森羅万象宿る意識 如何に人権守ればいいか

八百万神の再来!?IoT モノとこころの等価現象
※隠喩だが、全ての人に仏が宿る一人一票の民主主義の社会から、IoT(Internet of Things)とAI(人工知能)により人とモノが繋がり、全てのモノに神が宿かのようなモノの時代へと突入しつつある。我々は未知の時代をどのように生きていくべきだろうか?

かつてなき幼年の夢敗れども 未来の日々は幻想の後

まるで違う誰かの誤解悪利用 攻撃無用説かねばならん

現実は脳が見た影共同夢



2018年08月26日~







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 川柳・俳句・短歌・ほか (2018年6月20日〜8月26日)

以下は2018年6月20日〜8月26日の川柳・俳句・短歌。(上の方が新しい詩です)



ときを留め普遍の世謳う夏茜

潜在的リスクを避けて希望の淵

突風に慄き恐れて台風一過

逆境で皿喰らおうとも毒喰らわず

寝れぬ夜空が白めど無碍ならず

AI時代響く声には何がある 進歩とリスク規制の行方

困っても皆で助け合う社会権 社会保障と福祉の権利

幻想か夢は陽炎ひとりじゃない

無明の世 権力の闇 明け放つ 社会不条理 明るみになれ

世が明けりゃ 無病息災 命の音  (世が明けて 無病息災 命の火)

突然の豪雨と雷鳴気象異常 再接近も災禍は回避

夏草や昭和世代が夢纏う (補)平成世代はそれ繕うか(創ろうか?)

電子雲落人たちの夢残る   (改正)電子雲つわものたちの夢宿る
※芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」をアレンジ。

猛暑でも何故か無いのはセミの声 何処に行ったかセミの抜け殻

眼前の落雷の激神なりか

轟音の響きが違うワイドビュー(特急列車) 旅行客乗せ山間をゆく

曇天の鳶の滞空我が人生 長い道のり彼方の祈り

運悪き団塊ジュニア無垢なのに 翻弄された時代の流れ

夢じゃない核なき世界一歩ずつ

沖縄で巨星沈みて憂う未来

違い超え公正平等助け合い 対立ではない融和を目指す

原爆の日 朝から騒音ラジコンヘリ 禁止すべきのネオニコチノイド

撹乱で悪くみせるな無辜の野党 政治は皆のために闘う

勝手な与党 メディア沈黙 なぜなのか 懸念されるは 社会の未来

体調が 悪いときには 政(まつりごと)

勝手な与党沈黙報道なぜなのか 懸念されるは未来の社会

立ち直ろう試行錯誤で人生再起

人生模様パトス溢れてペーソスか

JRの全通までに一週間 広報無線が告げる復旧

撹乱で悪くみせるな無辜の人を 権力犯罪警戒必至

苦しみは体感幻覚地獄模様 こころの病は無垢の監獄

状況が変わって無いのに何をする 敵は悪魔かおそろし過ぎる

風が吹き山並揺れる猛暑かな

無明の世底の抜けゆく現実に そっと零れる理想の願い

高き空昇る風には天衝く想い

暗中の社会不条理その苦悶 スキゾパラノは幻惑の類い

生きるとは存在の実響くもの

カマキリは何を思いて闘うか権利と平等知るはずもなく

疑心無きこころの示す静謐さ

石飛の川を渡れば猿通る

散歩する出会うは白鷺猿雉犬なり


陽光が照らす道なき道の運

久方の喜雨と思わせ台風か 先の水禍を案じ祈願す

日本は死刑維持する野蛮国 進歩的国は死刑を廃止

困難も悠久の日々たんたんと

ボンビーも不条理の世の抜けぬ闇

酷暑でも暑さ感じぬこの身体 体調不良の幻想は何?

難航の出口戦略起訴猶予

緩和策懸念されるは副作用

不可解な精神医療闇だらけ

下呂で嘔吐ジョークかサルトル自由なれ

民主主義人権平等憲法が保障している思想の自由

むかしからアンチ自民だ批判が普通 何故に制裁受けるのだろう?

賭博とは倒幕のための準備かな 自民の自虐ダジャレのごとし

政治とは苦難の人を救うもの 社会の難はそれが無いため

無辜なのに平穏な世で不運の身 故に世にある不条理厭う

見えぬ敵無意味な行為の自虐性

要注意撹乱ばかりの偽の声 罠回避には無視がいちばん

ギャンブルで家庭が壊れる依存症 経済効果は相殺で損

拷問の幻想に呻く不条理の苦

不可解な苦しみありても無為自然

変わりゆく国のかたちを憂いても 市民の無力はデモクラシーの欺

無理やりな政治運営恥知らず

夏の庭鳥が運んだ新たな樹 寂寞なこころ癒やす深緑

迫害で閉じたこころの静けさや

それぞれの鏡が照らす存在論

真実を惑わす声に諦念か

遥かなる飛行機雲は空の彼方に

タモさんがどう見えるかは周り次第 鐘はつけば響くものなり

それぞれが逞しく生きる世のリアル 残された者の行方は何処に (涙の理由)

豪雨にて三万棟超す家屋被害 悲運な被災地復興は如何に

本来のコミュニケーションとは誤解解き 矛盾と不条理正すためなり

この時代もし続くなら不運にて 虐げられた人はどうする

空気読みコミュ力重視し無難に生きる 問題意識は忌避される時代

轟音を木霊させつつ汽車の影

賭け事は本来禁止すべきもの

不条理の社会現実煙に巻く こころの病隠れ蓑かな

繰り返すヘリの往来暇なのか

災害で悪法誤魔化すまつりごと

誤動作はハッキングゆえか何故僕に

体調がくずれるときはまつりごと

公の復興遅れは無慈悲かな

あんまりな茫漠さゆえ険絶だ

ときあれど希求するは読書権 何故か僕には見えぬ妨害

テレビなき日々の生活続けども 新聞で追う被災情報

霧の朝突如土砂降り驚けど 台風一過の青き静けさ

荒れる河鎮撫願いてときをまつ

疎外され不屈のこころ望む生

人生を疎外されども諦めず 普通の日常いのちの権利

長雨の川の濁流静まれよ

福島の記憶は何処奇禍の疑義 台風一過の黒き静寂

見えぬ君放っておいてと嘆願し せめて読書がしたいと切望

どうしてかチェックしないと負ける蹴球

静寂の日々ひとり何故騒音苦

不条理の不可解な世の幻想か それでも僕は人権・民主

震災で鉄道ない日々静かだが この数日は新事態かな(信じたいかな?)

災害を憂いて望む復興劇

虎が雨狂態去りて朝霧や

土砂降りの日本政治と我が故郷

パス回し政治同様恥ずかしい
(トンデモ法案を通す国会と、予選突破の為に負けていてもパス回しに逃げ続けたというW杯の日本は、どちらも恥ずかしいのでは?)

悪法といだきあわせの政治悪

世のイジメ回避するしか意味なさず 社会不条理是正の望み

応援をしたときだけは花開く 早く寝た今朝蹴球は何故

今日だけか?繰り返されるヘリ飛来 それでも僕は人権平和

目覚めると土砂降りの朝告げらるは 避難勧告!逃げぬ人々?

何望む存在しないおじゃまむし

葛が巻く葛湯で飲むか葛根か 迷惑しても薬効如何か

森を見て木をも呑み込むパラノイア

近隣の小屋が壊され現るは 見知らぬ緑葛巻く荒野

諦観も気長な水に宇宙新芽吹く

植え替えの庭木の緑に濃い憂慮

(改) 朝靄も日差し変転草いきれ ただ窮迫で装い普遍

衣替え気候の変化馴染む肌 ただ窮迫で装い不変(普遍?)

蹴球の見えぬ流れに悲喜小劇
(サッカーW杯の開催期間中。テレビが見れない状況のためタブレットでテキスト速報を見て応援した。)



( 2018年06月20日〜 )



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  付録

<なぜに公平な分配ができないのだろうか?>

アイデアでしかないが、この問題に関して、次のようなシステムはどうだろう。

本来は経済すべてを対象としたいが、最初の段階として、各産業ごとで捉える。その後に各産業を総合して全体を対象とできれば望ましい。

まず、同一価値労働同一賃金の原則を前提とする。それを実現するために、すべてのお金の動きを透明にすること、及び、仕事の内容を比較可能な指標により、分配と賃金における不公平を無くす方向で調整する。

ここまでは、既にあるモデルかもしれないが、その過程で生産性をその効率の違いを正確に捉えて、生産性の低い非効率なところに関しては、その理由を分析して、全体の利益からあらかじめ控除しておいたプール資金で、その現場にイノベーションや教育を施すことにより、現場間の差をポジティブな方向に調整する。

しかし、公平なだけでは産業は発展しないため、イノベーションの促進のために、労働現場に無理のない手法で生産性を上げた進歩的な改善には、皆に評価され承認欲求ば満たされるような状況を作り出す。

そういった手法であれば、皆が新たなイノベーションの恩恵を受けられるため、かつて社会主義国が失敗した経済的停滞の罠には無縁となるはずだ。

また、逆に新自由主義による競争モデルが大きな格差を招いた失敗とは異なり、競争モデルから互恵モデルにパラダイムをシフトすることによって、皆が満足し幸福になれる社会経済が可能となり得るのではないだろうか。

(クワインのホーリズムにおける総合バランスをとることをイメージしての発想) 180807





<理想的な民主主義で社会を機能させるには>

これも、あくまでアイデアでしかないが、現在の技術進歩とその将来像を前提にすれば、過去には難しかったことが、近未来には可能になるかもしれない。

完全なる透明性と再現性および検証性を実現できる環境で議論と話し合いをすることが前提である。

その環境での議論が、多くの人と場所で行われた場合、それを把握して民意を正確に反映し、さらには社会が機能するようにするのは、多大な労力をもってしても容易ではないが、それらの各議論を正確に把握しやすくすることは、現在の技術をもってすれば可能かもしれない。

というのは、すべての議論の内容を分類して階層化された巨大なマインドマップ上に再現することができ、それを各論とその流れまで容易にアクセスできるようにすれば、様々な意見の流れと傾向を反映した民主主義の構図が把握できるのではないかと考える。

そのために、AI(人工知能:これに関してはディープラーニング(自動学習)するらしいが、規制として法令遵守と倫理を教育し、その後もチェックする仕組みの導入が必要ではないか?)とCG(コンピューターグラフックス)を駆使し、類似した内容を分類する過程で、内容を整理してマクロな全体像も、ミクロな各論にも、すぐにアクセスできるものとすることは、現在の技術であれば可能だろう。

総論としての意見も、各論の傾向も視覚的に把握できるようなシステムを構築するということだ。さらには、それらの議論の反映したものが社会制度となった場合に生じる問題や社会経済にどのような影響があるかを、それらのシステムを用いて専門家が検証して、それを前提に再度前述と同様の手法で議論をし、それを再び視覚的にわかりやすいシステムに整理して検証することにより、社会制度やシステムをどうするかを決めるという方法であれば、社会システムおよび経済社会に矛盾なく、且つ、機能的な状況で民主主義を導入することができるのではないかと考える。

(ハーバーマスのコミュニケーション的行為やロールズの重なりあう合意を具体的に実現するにはどうすればいいかという疑問からの発想) 180808




<関連>

緑の思想

参画型の民主主義が徹底されるところには、必ず社会的公正さが存在する。社会的公正さが存在するところには、環境的な公正さも存在する。そして暴力は介在し得ない。多様性を崩すことなく、調和を保つ。



社民党宣言

人々が貧困や抑圧、偏見から解放され、安心して生活を営むことが可能となるよう、民主主義を拡充し、差別と格差、不平等の解消に取り組みます。

私たちは、社会のあらゆる領域で民主主義を拡大し、「平和・自由・平等・共生」という理念を具体化する不断の改革運動を社会民主主義と位置づけます。

私たちが広げていくべき民主主義は、多数の意思をもって少数を排除するものでは決してありません。国民が主権者として等しく社会に参加でき、多様な価値観を認め合い、個人の尊厳と人権を尊重することを重視します。

政治の民主主義を拡充する前提は、人々の多元的な価値観が議会政治の場に的確に反映されることにあります。そのためには、民意を切り捨てる小選挙区制度ではなく、比例得票数を議席配分の中心に据えた選挙制度への改革が不可欠です。

私たちは、人々の現状に対する不満や不安を出発点とした大衆的な運動を重視し、固く連携しつつ、議会制民主主義の機能を通じて社会民主主義の理念に基づく政策を実現させていきます。そのために、徹底した情報公開によって議会制民主主義が役割を発揮できるよう監視します。



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① ものごとの矛盾を発見してそれを指摘し修正し続ければ改善していく。その際に俯瞰的な総合性を有していなければ多くの新たな矛盾を生み出してしまうこと及び改善の過程で零れたものが他と釣り合い人道上安定的に存在するために十分な配慮が必要だ。ホーリズム的批判理論といえるかもしれない。

② ただし、あくまで矛盾の追求と改善のためであり、批判や否定を目的とした建設的ではない批判は含まれない。

③ 現状の政治機構は権力というものがその性質上、腐敗しやすいことを前提に不正を追及し権力の暴走を抑止するため対立型になっている。実際のところ権力の腐敗を完全に払拭することは難しく、腐敗と不正義を追及しなければ健全な政治にはなり得ないのでディベート形式は政治に必須のものだろう。

④ ディベート形式といっても、勝敗にこだわって事実を蔑ろにしたのでは意味がない。

⑤ 議会と司法のディベート形式のあり方だが、それが政治であれば社会をよりよく改善するため、司法であれば勝敗よりも何が真実であるかを求めるための真摯な姿勢をとることが望ましく、冤罪懸念を除いては不正追及は世の中をよりよくするために必須である。
⑥ 政治には勝敗があるため双方が否定目的の批判になりがちで、実際に現状の政治のように不正が著しい場合は的確に追及すればいいし、今の野党の追及姿勢は頼もしいものであり、与党は迷走しているけれど、懸念するのは将来、単に不正追及で相手を倒し権力を得た場合に、

⑦ 過去の人類の歴史的経験として、経済運営等での失点から批判された権力が追及姿勢を市民に向けたという教訓もあり、そういった懸念を徹底的に回避しながら日本の左派系野党が与党になるために、ただただ追及するだけではない統治のあり方まで視野に入れての準備も必要だ。

⑧ 前述のホーリズム的批判理論のような価値観もおそらく非常に重要なもので、否定を目的としたものではないあくまで矛盾の改善のため、総合的にものごとの矛盾を捉えそれを改善し続ける考え方を政治の中心において権力を得たときには、

⑨ 権力奪取の際だけでなく、自らの政治運営における問題のチェックと改善に貢献するので、姿勢としては同じ思考回路を与野党に関係なく用いることが可能になり、攻めと守りの切り替えが容易になると思われる。

⑩ このホーリズム的批判理論といういい方をした論理が実効性を得る前提条件があるなら、すべての公的機関を透明化して、そこで扱われるすべてをすべての地域で情報公開する姿勢と制度が必要だろうし、そのような社会制度を設計することを目指すことが望ましいということになる。

⑪ それへの左派系野党からの懸念は、現政権が自らに都合の悪い情報を隠して政権維持をしていることからも深刻で、国民及び市民の政治意識が高くなる教育やジャーナリズムの努力が望まれる。それらには先月まで新たな啓蒙という文脈で詩歌も書いている。

⑭ 政治離れさせられたため、理系崩れだったので疎かった政治の哲学思想の知見を得られたが、それは比較的最近のことで、しかし、それ以前に(田原討論番組が始まった当初からの)三十年も政治と討論を見続けていたので、

⑮ 客観的な僕の性格も伴って、また政治的リベラリズムの流れが続いてきたこともあり、前述のような価値観の形成が僕の中で成されていた。それに対してここ数年で読んだ政治哲学の用語を使うと前述(①、⑩)のような簡潔な文で自分の姿勢が表現できたということになる。

⑯ 僕が苦しい状況になっていった過去の経緯と、社会の保守化が僕からするとあたかも同じ流れに見えるかのように、情報公開や透明化がいわれる時代ではなくなり、ネットなどを介した監視が国家のみならずグローバル企業等によりなされかねない世になっており、規制と情報公開の重要性は増している。

⑰ この時代をどのように生きていくべきか。今後に別の展開があるのか。もし監視社会を回避できないならば、ディストピアを避けて、誰もが健康で文化的な生活が保障される本当のユートピアを目指し、人権侵害のない世界を構築するために模索を続けるべきではないか。



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