エロス(情熱的な恋愛):恋愛を最高のものと考え、ロマンティックな考えや行動をとる。互いに理解し愛し合っていると考え、強烈な一目惚れを起こす。 スト―ゲイ(友愛的な恋愛):穏やかな、友情が発展した友情的な恋愛。長い時間をかけて愛が育まれ、終局になっても友情関係を維持したいと考える。 アガベ(愛他的な恋愛):相手を中心に考え、相手のためになるなら自分自信を犠牲にすることも厭わない。 マニア(熱狂的な恋愛):独占欲が強く、絶えず相手のことが気になる。嫉妬、悲哀など自分でコントロールできにくい激しい感情を伴う。 プラグマ(実利的な恋愛):恋愛を計算高く考え、相手を選ぶときに相手の将来性、社会的地位・経済力などの釣り合いを考慮する。 ルダス(遊び感覚の恋愛):恋愛をゲームとして捉え、自分の楽しみを優先する。相手とある程度の距離をおこうとし、相手に頼られるのを避ける。複数の相手と恋愛できる。 |
関係性を強める帰属 相手の望ましくない行動を「外的」「不安定」「特殊」と理解し、望ましい行動を「内的」「安定」「包摂」と解釈する。 |
関係維持を危機にする帰属 相手の望ましくない行動を「内的」「安定」「包摂」と理解し、望ましい行動を「外的」「不安定」「特殊」と解釈する。 |
・多元的無知:緊急性を要しないと考える ・責任分散:責任や非難が分散されると考える ・評価懸念:行動の結果に対するネガティブな評価を恐れる |
援助行動に関する5段階 ① 緊急事態に注意する ② それを緊急事態だと判断する ③ 援助を行うことが個人的責任であると考える ④ 特殊な技能が必要か、自分に可能か、警察や救急車を呼ぶべきかなど、 援助の仕方を知り、できるかどうかを判断する ⑤ 援助を行うことを決定する。 |
他人を援助する人の特徴 ・自身のことを、他人に深く共感でき、責任感が強い社会の一員であり、自己制御ができ、 他者によい印象を与え、合法的に行動し、人に寛大であると考えている ・世の中は公平であると考えている ・社会的責任の自覚が強い ・自分自身の力を信じている ・自己中心的ではない |
若者が挑発と受け取る行動 不合理な行動、不公平な非難、直接的な侮辱、思慮のない行動、からかい、計画の妨害、がみがみとした小言、欲求不満が生じる状況、所有物への損害。 |
認知行動療法のすすめ 「認知のゆがみ」を知って、序々に修正し、改善していく「認知行動療法」 【認知の歪み】 ・AかBか「二分割思考」 ・偏った「選択的抽出」 ・気になることだけ重視する「拡大視/縮小視」 ・理由なき「自己関連付け」 ・過度の「自己正当化」 ・偏った「感情の理由づけ」 ・「極端な一般化」 ・根拠なき他者の「心の読みすぎ」 ・「レッテル貼り」 ・勝手な「恣意的推論」 ・「すべき思考」 ・「極論」 ↓ 【認知行動療法】 ① 自分の捉え方が意識できない自動思考ではないか気付けるようにする ② それを客観視し「認知の歪み」が含まれるか確認 ③ 「認知の歪み」が含まれるなら歪みのない建設的な考えに修正 ④ 歪みなき認識と建設的な考えを序々に実践 ⑤ この手順を問題が改善するまで普段の日常で中長期的に習慣づける |
3種類の同調 追従:好かれるためか利益のためにするが表面的で一時的なもの。実際は意見を変えていない。 同一視:憧れる相手のようにありたいという欲求から生じる。考えへの同調とは異なる。 内面化:正しくありたいという欲求から信頼できる相手の主張を自分のものとする。考え自体に同調している。 |
集団でする作業を4つに分類 ① 加算的課題:各作業の合計が成果になるもの(単純な大量生産など) ② 補整(調整)的課題:各作業の平均を成果とするもの(統計などの調査) ③ 分離的課題:集団内の最高の能力のメンバーの成果が反映されるもの(企画立案など) ④ 連結的課題:集団内の最低の能力のメンバーに合わせることが成果になるもの(集団による登山など) (この順の①ほど集団作業の方が効果的になる。③の場合は最高の能力のメンバーの能力が成果になるが、①と②は集団で作業をするため最高のメンバーの能力よりも大きな成果が得られる。④の連結的課題のみ個人での作業の方が成果に優れる。…個人的には④の場合も、他のメンバーの協力と援助により最低の能力のメンバーの成果を上げることが可能と思う。) |
加算的集団作業で「社会的手抜き」を避ける為には、 ①各自の成績を確認できるようにする ②各自の貢献度を評価させる仕組みや評価基準を導入する ③課題を魅力あるものにする ④集団の魅力(集団凝集性)を高める ことが有効であると各種実験で確認されている。 |
・危険な「集団思考」が生まれかねない初期段階の要因 ① 集団のまとまりが強い。 ② 外部からの情報が入らない。 ③ 専制的な指導者がいる。 ④ 強力なライバルとなる集団がいる。 ⑤ ①?④ の結果として、全員の意見の一致を求めるようになる。 ・危険な「集団思考」が生まれる要因 ⑥ 過度に楽天的になり、自分たちは無敵だという幻想が生まれる。 ⑦ 集団は完全に正しいと信じるようになる。 ⑧ 集団の意見に反対する情報は無視する。 ⑨ 他の集団は全て愚かであり、自分たちの敵だと思う。 ⑩ 集団内での異論は歓迎されない。 ⑪ 異論があっても主張しなくなる。 ⑫ ⑩⑪ により、集団全員の意見が一致しているという幻想が生まれる。 ⑬ これらの結果として決定が大きく歪み社会的に危険なものとなる可能性がある。 |
集団に所属する5つの理由 ・心理的欲求を満たすため (人気グループ等) ・目標達成を援助してくれるため (塾やNPO) ・個人では入手できない知識や情報が得られるため (教育機関やシンクタンク) ・身の安全を守るため (被害者団体) ・肯定的な社会的アイデンティティを得るため (一流企業等) |
三種類の集団形成 ・計画的形成: 企業や公的機関など社会的な目標を達成するための(公式)集団。基本的に組織形態や規則を予め決めて個人を配属する。 ・外部的規定での形成: 言語、職業、宗教、居住区など周囲により集団と認識されるもの。 ・自発的形成: 趣味など満足感を期待しての集まり。 |
「集団の構造化」が生じる理由 ・リーダー、サブリーダーなどの役割ができることにより高い集団効果が期待できるから。 ・能力や意欲の高いメンバーが、集団内でより重要な地位を占めるようになるから。 ・コミュニケーションの中心にいる人がリーダーになるなど、集団内での状況が影響するから。 |
普遍的 状況対応 特性 特性論 状況即応理論 行動 PM理論 状況対応理論(カリスマ的リーダーシップ) |
<3つのリーダーシップ・スタイル> 仕事の質 仕事の量 雰囲気 好意度 民主型 ◎ ○ ◎ ◎ 専制型 ― ○ ?(イジメが多い) 放任型 ― ― ― ○ (ホワイト、リピットによる。1960年) 全てにおいて民主型のリーダーシップが優れる。 |
PM理論 (メンバーがリーダーのP行動とM行動を評価する。) P型:目標達成に重点をおき、人間関係にはあまり配慮しないリーダー M型:目標達成よりも、集団内の人間関係に気を配るリーダー pm型:目標達成にも人間関係にも消極的なリーダー PM型:目標達成を強調しながら人間関係にも気を配るリーダー |
高LPC:人間関係を重視するリーダー (リーダーによる集団のコントロールが中程度のときに、最も高い効果を発揮する。) 低LPC:仕事を中心に考えるリーダー (リーダーが集団を完全にコントロールしている、もしくは全くコントロールしていないときに、最も高い効果を発揮する。) |
SL理論 フォロアー 指示的 協労的 リーダーシップ の成熟度 行動 行動 ・スタイル 未成熟 高 低 指示的 やや未成熟 高 高 説得的 やや成熟 低 高 参加的 成熟 低 低 委任的 |
カリスマ的リーダーには以下のような傾向がある。 ・集団に将来のビジョンを伝える ・そのための明確な計画を示す ・目的を明確化する ・ときには自らがリスクを冒す |
<群衆と集団の違い> 群衆 集団 期間 一時的 一定期間 役割 未分化 分化している(組織的) 相互作用 弱い 強い |
群衆には2種類ある。 ・モッブ(mob):能動的で非常時には大騒ぎする。 ・聴衆:受容的だが、ときに乱集化(モッブ化)することがある。 |
「流言」の法則 広まる度合い = 事態の重要性 × 情報の曖昧さ 特徴 ・平準化:短く要約され平易に。 ・強調:部分が抽出され誇張。 ・同化:広がる過程で憶測や感情の影響により歪められる。 (G・オールポート、L・ポールマン 1947年) |
デマ 政治的な目的で意図的に流す扇動的かつ虚偽の情報。デマゴギー。 事実に反する噂。 流言 根も葉もないうわさを言いふらすこと。また、そのうわさ。デマ。流説。るげん。 噂 そこにいない人を話題にしてあれこれ話すこと。また、その話。 世間で言いふらされている明確でない話。風評。 (大辞泉) |
ラタネ、ロディンによる援助行動に関する実験: 隣室に移動した人から悲鳴が聞こえた場合、一人のときが最も援助行動に繋がり、友人と一緒の場合はそれよりも援助行動が低く、見知らぬ人と一緒の場合は援助行動の確率が5割を下回り、サクラ(悲鳴を無視)と一緒の場合は援助行動をする人が少なかった。 |
「イノベーションの普及過程」(流行のイノベータ理論=ロジャーズ) <異端期>新しいもの好きなオピニオンリーダー(イノベーター=革新派、2.5%)→<流行期>初期採用者(13.5%)→前記追随者(平均的、34%)→(ピーク)→後期追随者(平均的、34%)→<流行遅れ>遅滞者(16%) |
<独自性への要求>→イノベート→宣伝(権威づけ等)→イノベータが採用→周囲の人が取り入れだす→<同調性への要求>→流行の普及 →<独自性への要求>→… |
流行のタイプ ・一般化型:流行が永年的に定着する。ことに定着した生活様式は文化といわれ、相互の交流によって伝達・共有されると共に発展する。 ・循環型:周期性があり、一定期間をおいて繰り返し、流行と衰退を繰り返す ・衰滅型:流行が定着せず陳腐化してしまう。「一過性」のブーム。 |
AIDMA(アイドマ)とはアメリカのローランド・ホールが提唱した消費行動の仮説で、消費者の心理的プロセスが以下の順で展開するとされる。 <認知段階>Attention(注意)→<感情情段>Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→<行動段階>Action(行動) |
DAGMAR理論では、Unawareness(未知)→Awareness(認知)→Comprehension(理解)→Conviction(確信)→Action(行動)の各段階での指標(認知率→理解度→意向度→実売数)により、明確な広告目標の設定や広告効果の測定が可能になるとされる。 |
ラビッジ・スタイナー・モデルは、購買に至るまでの消費者の心理変容過程を、awareness(認知)→knowledge(知識)→liking(好意)→perference(選好)→conviction(確信)→purchase(購買)に分けて、各段階の広告の機能と役割を検討する。 |
FCBプランニング・モデルは、製品を関与度(高関与・低関与)と製品タイプ(思考型・感情型)で分類。 高関与?思考型:耐久消費財など情報提供型製品 高関与?感情型:化粧品や宝飾品など情緒型製品 低関与?思考型:日用雑貨など習慣形成型製品 低関与?感情型:嗜好品など個人満足提供型製品 |
密接距離45cm以内 個体距離45~120cm 社会距離120~360cm 公共距離360cm以上 |
※メラビアンの法則(7-38-55のルール、3Vの法則) メラビアンによる実験で話し手が聞き手に与える印象は、言語情報(Verbal)が7%、聴覚情報(Vocal)が38%、視覚情報(Visual)が55%と、非言語コミュニケーションが9割以上を占め、言語は1割に満たないことが分かった。 |